私の息子は一歳半健診に引っかかりました。
健診ではうちの子だけ走り回っており、母親の私からどんどん離れていき、何度連れ戻してもどこかに行きたがりました。
一歳半の頃、外に出ても動きが激しく、呼んでも振り向かず止まらない。
公園で遊ばそうと思っても、遊具などには見向きもせず、交通量の多い道路にまるで何かに呼ばれている様にへらへら笑いながら全力で行こうとしました。
本当に危なくて、私がもし突然ぎっくり腰にでもなり動けなくなってしまったら、息子はどうなっているか?と思い外で散歩をするときは犬用のリードをこっそりとつけていました。
家の中でも常に動き回りぶつかる。
危ないことを学んでいない。
どうにかして一人で脱走しようとするので気密性の高い新築の家の窓を中からも外からもロックし、換気を十分に出来ていませんでした。今から思えば、化学物質等への過敏さが増した一つの原因だと思います。
発語は少しだけあるものの、言葉をあまり理解しているように見えませんでした。
このような事態が一体何なのか?
私は健診でひっかかるまで分かりませんでした。
健診で引っかかってから私は初めて発達障害について調べ始め、どうにか改善をと思い、小麦と乳を徹底的に除去するCFGFダイエットを始めました。
CFGFダイエットを始めて二週間がたった頃、家の中でも常に動き回って興味をもって欲しいものには見向きもしなかった息子が絵本の読み聞かせを少しだけ座って聞いてくれる様になりました。
これは効果があると思いました。
それを機に、食べ物等の体に入れる物は自閉的な症状にこんなにも関連があるんだと実感し、勉強して適切なケアをしてやればきっと改善していくと思いました。
そしてウィリアムショー博士やDr.Amy Yaskoの書籍を読んで自己流のステップ1を続けていました。
そしてそれでもある程度改善がありましたが、まだまだ課題は沢山ありました。
何かもっと確実な方法はないかと探していました。
この頃の息子の様子はよく喋りはするものの、何を質問しても、電化製品の名前ばかり言って会話にならない。
歩行がおかしく異常に内股でおしりが引けており頭の重さが体に乗らない為に歩きにくい。
走ると風に吹き飛ばされている様に変な方向に曲がっていく。
常に頬が赤くカサカサで、何か中からの炎症がある。
化学物質に過敏でスーパーやショッピングセンターに行くと異常に興奮し走り回り長時間いるとパニックをおこすなどありました。
このあたりを改善させるべく、何か確実な方法を探していました。
そんな折、「遺伝子に話しかけなさい自閉症は回復できる」を読み、プロトコルの進め方が具体的にわかり、サポートもしていただけると言うことで、これはチャンスと思い四歳からエイミーヤスコプロトコルをスタートしました。
嬉しい事に、一歳半頃からの自己流ステップ1のせいか、この頃には食べ物やサプリへの過敏性が以前より和らいでいて、多様で大量のサプリを許容出来るようになっていました。
すぐにステップ2に進め、半年経ちました。
この半年は今までにないスピードの素晴らしい改善がありました。
歩行が改善し、しっかりと歩けるように。
頬の炎症が治まり、産まれてから初めてみるツルツルの肌に。
読み書きを急に習得し、年齢以上の幼児用のドリルが出来るように。
自分の意見がしっかりと言えるようになり、会話もスムーズになってきた。
そして酷かった多動が治まって、外でも家族の側にいるようになっています。
ストライダーに乗り一駅走り、地域の遊び場でお友達と遊べるように。
化学物質や季節性の花粉や黄砂への過敏さが和らいで例年になく快適そうです。
しかしステップ2での大きな解毒の症状が出てくると、急にもうしなくなったと思っていた逆さバイバイが復活したり、変なこだわりや過敏さが増してきて、驚いたり不安になることもありますが炎症を回避するサポートをしっかりしてどうにか親子で乗り越えています。
コンディションに波はありますが、全体的にかなり底上げされて来ているのを実感出来ていています。
まだまだ大きな解毒もあるでしょうし、この先も大変だとはおもいますが、成長を見れるのが楽しく、幸い息子本人や家族もこのプロトコルへの取り組みは必要なものだと理解して協力してくれるので、今後も頑張って継続出来たらと思います。
このエイミーヤスコプロトコルとサポートしてくださる淳先生との出会いに感謝です。